グラフかごしま2020年5月号
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 全国障害者スポーツ大会とは、平成13年から始まった障害者スポーツの全国的な祭典で、鹿児島での開催は初めてとなります。 障害のある方がスポーツの楽しさを体験するとともに、障害に対する国民の理解を深め、障害のある方の社会参加の推進を目指して開催されます。 大会の正式競技は全部で13競技。障害者スポーツの競技内容や見どころを知って、熱い戦いを繰り広げる選手をオール鹿児島で応援しましょう!鹿児島初開催!第20回全国障害者スポーツ大会(かごしま大会)サウンドテーブルテニスフライングディスクフットベースボール(知的)ピッチャーがサッカーボールを股の下から転がし、キッカーがそれを蹴って競技します。パワフルなキックや、「停止球」という独自のルールによるチームの連携や駆け引きも見どころの一つです。卓球(サウンドテーブルテニス)(身体)視覚障害者の競技で、金属球が入った球をアイマスクをした状態で音を頼りに打ち合います。一般的な卓球と異なり、ネットの下が空いていて、そこを通して転がすように球を打ちます。集中して音を聞き分ける選手たちの静かで熱い戦いが繰り広げられます。フライングディスク(身体・知的)ディスクを投げて、どれだけ遠くに飛ばせるかを競う種目と、正確に輪を通せるかを競う種目があります。近年特に競技人口が増えている競技で、風を読みながらディスクを思いっきり投げる様子は迫力満点です。車いすバスケットボール 正式競技のうち、国体にはない5つの競技の内容や見どころを紹介します。「コート上の格闘技」とも呼ばれる競技。車いす同士の激しい動きはもちろん、全力でブレーキングした時の音やタイヤが焦げる匂いに圧倒されます。ルールは一般のバスケットボールとほぼ同じです。車いすバスケットボール(身体)グランドソフトボール(身体)視覚障害者の野球で、投手は必ず全盲の選手。投手は捕手が手をたたく音を聞いてボールを投げ、打者はボールが転がる音を頼りにバットで打ちます。選手同士がぶつかってけがをしないよう守備用と走塁用のベースがあるのも大きな特徴です。1410月3日▼10月13日10月24日▼10月26日今年のかごしま国体・かごしま大会の開催に向け、県内各地で進むさまざまな取り組みなどを紹介します。かごしま大会の正式競技

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